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指令「くそっ!迎撃システムが沈黙した…。このままじゃバレットレイダーをぶち込まれる…っ。」 『総員地下シェルターに避難されたし。繰り返す、総員地下シェルターに避難されたし…』 指令(とはいえバレットレイダーが着弾後起動すればシェルターをこじ開けられるのも時間の問題、もうこの地区も終わりなのか…。) 指令「現在の避難状況と敵対兵器情報は!!」 オペA「先に脱出した民間人ポットは友軍の誘導で約1時間後に協定圏内に、施設の人間も司令部残し地下への避難まもなく終わります…。」 オペB「敵追撃用核弾頭なし、空間部隊撤退。バレットレイダー射出用機動カタパルトの接近を確認、此方の対空レーザーの起動可能残数3基で…」 指令「まった!今の沈黙したメインレーザー基の画像を回せ!」 オペA「!?軍事IDなし…民間人です!」 指令「厳戒態勢はとっくに布いたはずだぞ?近くの端末からコンタクト回せ!」 オペB「待ってください!!敵バレットレイダーの射出を確認…到達まで約…!?こ、後方からさらに熱源…バレットレイダーの模様!!」 指令「なんで後ろから…っとおい、そこの少年、今更だがレーザー基の下からこちらに回って来い!!5分は寿命が延びる!!」 オペB「し、指令、後方から射出されたバレットレイダーが超高速で…先に射出されたバレットレイダーを追い抜きました!さらに加速…目標位置メインレーザー基!!」 少年「…待ってたぜ、『ストライカノン』!!」 カッ――――――――――――――― オペA「着弾したバレットレイダーによる搭載兵器爆発無し…起動を開始してます…。」 指令「着弾の衝撃だけでメインレーザー基が…奴等二機も打ち込んで徹底的に潰すつもりか…。」 オペB「続いて先に射出されたバレットレイダー、後約2分…こ、これは!!」 オペA「起動したバレットレイダーが…」 指令「帰っていく…いや、もう一つのバレットレイダーに…向かって行っている!!」 少年「ようよう軍のお偉いさん、ここは俺とストライカノンで止めるからさっさとポットに入りな。」 オペA「起動したバレットレイダーからの通信!?これは先程の民間人です!」 指令「な、何が起こっている!!」 少年「なに、ただ俺は相棒を呼んで来て乗り込んだだけさ…来たあぁぁ!!」 オペB「二つのバレットレイダーの座標、重なります!!」 ガギイィィィ――――――――――― 少年「うおぉぉぉぉ!!ブースト、フル爆ゥ!!!!」 ギギギギギギ………ズドォーン――― 指令「止めただと…どういう馬力だ…いや、しかし。」 オペA「衝突停止したバレットレイダー、緊急起動開始してます!!」 オペB「この熱量…自爆炉内蔵タイプです!!」 ガシィィ――――――――――――― 少年「…んじゃねぇ…。」 指令「!?」 少年「泥塗り野郎が…触るんじゃねぇ!!!!」 ドガバアァァァ―――――――――― 指令「馬鹿…そんな半端な刺激を与えたら自爆炉が!」 オペB「作動しています!!」 少年「こいつはそんな事する為のモンじゃねぇ、平和を守る為のものだ。」 「いくぜストライカノン!!ラピッドオーバー…」 シュウゥゥゥゥ―――――――――― 少年「流星(ながれ)蹴りイイィィィ!!!!!!!」 ドボグァザーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン オペB「敵軍とおぼしきバレットレイダー…消滅…。」 指令「幻覚でも見てるのか…。」 少年「幻覚じゃあねぇさ。たった一機、だが確実に俺は今、悪意の兵器を破壊した。」 ピーッ―――――――――――――― 「…っと無茶が祟ったな、お偉いさんよ、見返りじゃあないがちょっとこいつの世話をしてくれるか?急かし過ぎて少し焼けてるみたいだ。」 指令「何者なんだ君は?バレットレイダーに突っ込まれたと思ったら、中に入って…戦うなど。」 少年「俺か?俺は撃矢。悪意の兵器を…バレットレイダーを、全てブッ壊す男だ。」 ストライカノン・SSに戻る
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魔法のランプ 通常モンスター 星2/闇属性/魔法使い族/攻 400/守 300 ランプ 下級モンスター 闇属性 魔法使い族 同名カード 魔法のランプ(OCG) 魔法のランプ(DM7) 関連カード 轟きの大海蛇(OCG)
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第一走「シロとクロウ」 公道 「この世の中は不公平だ、それが市民の声。しかし俺達警連隊は違う、不平不満があっても口に出さない出しても意味ない。 昔は公務員なんてのがあったらしいが今じゃどうだ?民間に委託され、やれリストラだのやれ残業手当なしだの、極めつけが有給なしときた。本当やになっちまうよな?」 族 「いやになるのは俺の方だぜ、よりによってブラックチェイサーの公道につけられちまうなんて、トホホ…」 公道 「まぁそういうな、おかげで星が増えた」 通信が公道のマシンに入る、だがそれはいつものことだった 公道 「また星が増やせるぞっと、こちら公道」 上官 『公道、ルート31に速度オーバーのマシンが行った。すぐさま対応に当たれ』 公道 「31つったらすぐ横…」 公道のすぐ横の道路に白いマシンが走り抜ける、まるで一陣の風を見送るが如く 公道 「おいおいありゃ軽く200越えてやがるぜ、こちら公道これより対応に当たる」 いつもの手慣れた手つきでマシンを起動 族 「おい、俺はどうすりゃいいんだ?」 公道 「一人で勝手に署に行ってろ!」 族 「はぁ?」 公道のマシンはとりつくしまもなく走り去っていく ルート31 公道 「そこのマシン、止まれぇ!お前の行動は交通法第175条に抵触している。すぐに止まれ!」 銀路 「警連隊のチェイサーか…?」 公道 「止まれってんだよ!こちらは発砲も辞さないってーかもう撃つ」 スメリトの拳銃が火を吹く 銀路 「く…」 銀路のマシンが全弾回避、これにより公道が燃えないわけ訳がない 公道 「ヒュー、やるじゃねーか。ならよ接近戦で!」 スメリトが警棒を取り出す 銀路 「しつこい、このチェイサーやる…」 銀路はホイールセイバーで応戦 公道 「接近戦も心得てるのかい?こいつ普通のマシン乗りじゃあないな」 銀路 「このストレートで突き放す」 約100m続くストレートにギアをフルスロットルに入れ、銀路は公道を突き放す 公道 「なんて加速だ、だがこのスメリトブラックカスタムをそこいらのマシンと一緒にするなよ!」 しかし後の祭りだった、銀路のマシンは遥か彼方 公道 「ははは!お手上げだ、かんぷなきまでに俺の負けか…」 警連署 上官 「なんだと!逃げられただと!?お前らしくもない」 公道 「いくら俺でもあんなでたらめな奴、お手上げですよ」 上官 「う~む、善条一級特尉!貴官にRDM(ラン・ドライブ・モジュール)の使用を許可する!我らコクシク署の威信に賭けて奴を捕まえろ」 休息室 公道 「とは言った物の、RDMを使ったところであんな奴に勝てるかどうか…」 汽虎 「流石のブラックチェイサーもお手上げか?」 公道 「馬鹿にするな、今日明日にでも星を一つ増やしてやるさ」 汽虎 「はっはっは、いつものお前さんなら星の二つや三つと言うところなんだが。そこまでの相手って事か」 公道 「くっ!」 その時サイレンが鳴り響く、スクランブルの合図だ 公道 「白い奴か、今度こそ俺が仕留める!」 エリア50 銀路 「……(待っていろじぃじ、俺が)」 公道 「また会ったな白いの!今度こそお縄を頂戴だ、一般のドライバーは道を開けろ!」 一般人「警連隊の公道か!」 銀路 「……」 相手にしていない素振りを見せる銀路、だが公道は違った 公道 「だったら、俺がその気にしてやるよ!」 今回の公道は違っていた、銀路のマシンに肩を並べる 公道 「へへっ!来たぜお前の横に」 銀路 「まだ…!」 ギアチェンジ、公道を10m程離す 公道 「この!」 その時、警連隊のマシンが銀路の道をネットで防ぐ 警連隊A 「公道さんの為に」 警連隊B 「捕まれ!」 銀路 「ちっ!」 ジャンプでかわす銀路のマシン 公道 「かわしやがったのか?面白くなってきたじゃないの」 警連隊A 「申し訳ありません公道さん」 公道 「いいって事よ」 公道もギアチェンジしスピードアップ 銀路 「……」 公道 「トップスピード、よし本気でいかせてもらうRDM起動!」 RDMを起動したことにより爆発的な加速をする公道のマシン 銀路 「速い、なら俺も切り札をきる。スパークライト…」 公道 「まっ曲がりきれねぇ、ぶつかる」 コーナーに差し掛かり、RDMにより曲がりきれなくなりビルにぶつかる直前 銀路 「危ない…!」 身を挺して公道のマシンを止めに掛かる銀路 公道 「お前…、ぐぁ!」 銀路 「気づいたか?」 公道 「お前は、あのマシンのドライバーか?何で俺を助けた?」 銀路 「目の前で消えかかっている命を見過ごせない、それだけだ…」 公道 「はは、はははは!まったく大した奴だよお前は」 銀路 「あんたこそ俺を捕まえないのか?」 公道 「なぜだ?捕まえる必要はどこにもない。俺はお前にスピード勝負で負けた、それだけだ」 銀路 「フ…」 エンジンをかけ、その場を後にしようとする銀路 公道 「まて、お前の名前は?」 銀路 「歩 銀路…」 公道 「いい名だ」 続く マシンチェイス・SSに戻る
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ハツコイマシン第一話「僕らの初恋の相手はこんなにもガッチガチだったでしょうか…?」 「チェエストォー!!」 真っ赤な拳が巨大な蝙蝠を砕く! 「ほらほら、どこ見てるのよ!」 青い斬撃が巨大な猿の大群を切り刻む! 「…邪魔すんな…!」 緑のビームが巨大ななんやかんやをまとめてかき消す! やがて赤い巨大ロボットが地上に降りてきました。 「今のでラストか?」 それに青い巨大ロボットも続きます。こちらは赤いのより一回り小さいです。 「そーみたいね」 一番大きな緑のロボットがお茶目に肩をすくめてみせます。 「拍子抜けだね。最近、攻撃ゆるくない?」 彼らこそ、日本が誇るスーパーロボットのパイロット達なのです。 「レッドギルガメス」の山瀬カズキ。 「ブルーセイレーネ」の浜崎ミユキ。 「グリーンサイクロプス」の大村シンジ。 驚くことにみんな十代です。日本のティーンエイジャーマジやべえ。 彼らの任務は宇宙人の攻撃から「日本を」守ること。 まだまだ各国柵が残る昨今、みんな仲良く、とはなかなかいかないものです。 「お前らまたやらかしたのかぁ!」 基地で三人に怒鳴り散らしているこのチョビヒゲは、日本防衛隊の小島リュウヤ隊長です。 「えー、だってー」 カズキが文句たれます。 「敵は倒したし、いいじゃないですかー」 ミユキも膨れっ面で反抗します。 「その度にマシンを壊されてみろ!こっちはもう限界なんだよ!」 「所詮マシンです。直せばそれでいいでしょう」 シンジが冷たく言い放ちます。 「じゃ、そーゆーわけで失礼しまーす」 カズキとミユキとシンジは悪びれる様子も無く司令室から出て行きました。 「アイツら……で、システム進行度は?」 リュウヤ隊長はパソコンに向かっている女性隊員に話しかけました。 「ほぼ完璧です。今夜にはもう設置できますよ。各データは…… 山瀬くんは引っ越した幼馴染、浜崎ちゃんは父親の再婚相手が連れてきた義弟、 大村くんは幼稚園の先生ですね」 女性隊員は牛乳ビンの底みたいな眼鏡をくいっと上げ、聞かれてないことまで答えました。 「……そ、そうか。なら、今夜早速とりかかってくれ」 「了解です」 翌日、いきなり敵襲の警報が鳴り響き、ほとんどの隊員がそれで叩き起こされました。 無論カズキ達もその一員です。 「おっしゃあ!人の安眠邪魔した罰を…」 『君が山瀬カズキだね?私はアイ。これからよろしくね』 ふいに、聞きなれない声が聞こえてきました。 「……?なあ、ミユキ。何か言ったか?」 カズキはミユキに尋ねます。 「何言ってんの、それはこっちのセリフよ。……シンジは?」 「こっちも同様だ。二人とも、モニターを見てみろ」 「モニター?」 「……誰、これ」 三人の目の前には、見慣れない三人の人間がホログラフで映っていました。 『三人とも、聞こえるか』 リュウヤ隊長が通信で話しかけます。 『それはナビゲート用の擬似人格だ。カズキのがアイ、ミユキのがユウタ、 シンジのがサナエだ』 「それはいいけど、いつの間に?」 『昨夜さっさと取り付けた。まあともかく、これからはその擬似人格と仲良くな』 不審がるシンジにあっさりと返し、リュウヤ隊長は三機を発進させました。 「ったく、面倒くせえなぁ…」 『前方に三体のシルエット確認!』 カズキのぼやきを、アイの警告がかき消します。 「あーはいはい。じゃ、いくぜえ!」 レッドギルガメスは敵に向かって突進します。その勢いで一体撃破しました。しかし 『キャアッ!…いったぁ~』 「あ?どうかしたかよ?」 「じゃ、サポート任せていいのよね、ユウタ?」 『はい、任せてください!』 「それ聞いて安心。それえ!」 敵の懐に飛び込んだブルーセイレーネはグルグル大回転して敵を切り刻みます。 『う、うぅっぷ…気持ちわる…』 「はぁ?」 「じゃあ、ロックオンは任せる」 『ええ、おもいっきりやってね』 サナエのサポートで、シンジは近づく敵をバンバン撃ち落します。 「よし、次…」 『はぁ…はぁ…ごめんなさい、ちょっと疲れたわ』 「…なんだと?」 戦闘から帰ってきた三人はリュウヤ隊長に詰め寄ります。 「隊長!何だよあのAIは!痛がったぞ!?」 「こっちのは目回してたわよ!」 「AIが何故疲れるんですか!いちいち戦い辛いですよ!」 しかし、リュウヤ隊長は平然と答えます。 「ああ、それが目的だからな」 三人は目が点になりました。 「は?」 「そういう風に『痛い』とか言われると、機体傷つけるのを憚られるだろ? そのための『ハツコイシステム』なんだから」 「ハツコイ……」 「システム……?」 「隊長、それはどういう……」 三人の詰問を避けるように、リュウヤ隊長は大きく伸びをしました。 「質問はそこまで。私は仮眠をとる。お前達も寝られる時に寝ておけ」 そして、そのまま部屋に帰ってしまいました。 「……」 「……」 「……」 あっけにとられる三人でしたが、一応仮眠を取るために部屋へ戻りました。 ハツコイマシン・SSに戻る
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世界の裏側宵闇の世界。世界の守護者アンゼロットの居城、アンゼロット宮殿はそこにある。常人が入ることは叶わず、ロンギヌス達が警護する、ファー・ジ・アースでもっとも堅牢かつ侵入を許さぬ場所だ。 そのテラス。主であるアンゼロットはいつものように午後のティータイムを楽しんでいた。多忙な彼女にとって睡眠・入浴・食事に次ぐゆったりとした時間なのだが、闖入者が現れるのは決まってこの時間なのは何の因果か。 「……おいし」 今日のお茶は宇治の煎茶。無論湯飲みではなくティーカップで嗜むのがアンゼロットだ。 元々香りがよいので、冷めない内に味を楽しむのではなく、香りを楽しむのなら口広のティーカップでも構わないのだ。 ふと、テーブルの向かい、その空間に切れ目が縦にスゥと入る。長さは2mを越える。その両端にどこからか現れたリボンがくるりと結わえ付けられた。 「……何事もないことを願っていましたが、妖怪には関係ないことでしたね」 アンゼロットがぽつりと漏らすが、その呟きが空間の裂け目に届くはずも無い。そのスリット――スキマは中央から大きく左右に別れ、無数の眼が観察する次元のハザマを覗かせる。そこから、優雅に歩み出た少女(?)が一人。 「お久しぶりね、アンゼロット」 「玄関から入ってきてくださいね、八雲 紫」 アンゼロットはスキマから出てきた少女に答える。派手な洋装にメリハリの利いた肢体を包み、日傘を細く白い手に絡ませたその少女の名は八雲 紫という。人間ではなく、妖怪だ。 「それで、何の用ですか?」 アンゼロットは不機嫌そうに口をティーカップで隠して尋ねた。それに対し、紫は白い扇子で口元を隠して嗤う。 「あら、つれないわね。旧友が尋ねてきたというのに……」 くつくつ、と楽しげな紫/カップをソーサーに置き忌々しげに睨むアンゼロット。 「友人、という仲でもないでしょう。強大な力がありながら幻想郷に引籠ってエミュレイターと戦おうともしない」 「それは貴女も同じこと……でしょう?」 アンゼロットの向かいに置かれた椅子に座りながら、紫は答える。 「ではお言葉に甘えまして本題を」 言いつつ、スキマからグラスとビンのコーラを取り出して注ぐ。 「飲みます?」 「結構です」 あら残念、とコーラを飲み、一息。 「ウィザードを何人かお借りしたいの」 紫の言うことはシンプルだった。しかし、アンゼロットは是としない。 「何故です? 幻想郷には魔法使いの二三人、存在するでしょう」 「ただの魔法使いではだめ。空飛ぶ巫女もだめ」 「吸血鬼も、幽霊も、果てには八百万の神々だっているでしょう」 「全て、幻想郷の『常識』の範囲内でしかない」 「貴女自身は?」 「既に私は幻想郷の一部」 言葉の応酬。現状の戦力でなんとかしなさい/それができない。 紫はコーラのグラスをテーブルに置き、視線をアンゼロットに向ける。 「エミュレイター。それも魔王級のエミュレイターが幻想郷に侵入したのよ」 アンゼロットはその話に欠片も驚きを感じない。 「博麗大結界を越えるほどのエミュレイター。それは確かに脅威です。ですが、幻想郷に住まう妖怪たちにかかればどうってことないでしょう」 幻想郷と外を隔てる博麗大結界。いわば非常識を常識にして受け入れるというルールを持つ、常時展開された巨大な月匣だ。エミュレイターにしてみれば、ファー・ジ・アース内でこれほど居心地のいい空間は他にないだろう。ただし、たどり着ければの話ではある。 幻想郷は完全に隔離されている、といってもいい。それほど博麗大結界は堅牢なのだ。 「残念だけど、妖怪たちは手を出さないわ。異変を放って置けば、自分が異変を起こしたときに放って置いてくれますから」 「博麗の巫女を初めとする人間たちに何とかさせればよいでしょう?」 「それも出来ないの。ウィザードたちを統べるあなたに分からないはずがないわ」 「……まさか、月衣?」 「そう。『弾幕』は幻想郷では常識なのよ。故に、彼女たちの攻撃は通用せず。しかもエミュレイターは『弾幕』を覚えてしまった。常識外の存在が月衣によって守られ、弾幕という常識の手段を持っている。そして……人間に畏怖と恐怖を与えているの」 妖怪は元々、恐怖や畏敬の念、といったものをプラーナの流れに変換して、プラーナを補給する。だから鬼は人間を攫い、お化けは人間を脅かす。すべてはプラーナを得るために。それが、近代以前の話。 「幻想郷に危害を加える気は無いようだから私は構わないのだけれど。……得たプラーナでファー・ジ・アースを滅ぼす力を補給されるのは貴女としてはどうなのかしらね?」 アンゼロットの決断は早い。 「今すぐどうにかなる、というレベルではないようですが、危機の芽は早い内に摘み取っておくのが安全ですね。八雲 紫、報告をありがとうございます」 「いえいえ。わたくしもファー・ジ・アースが滅びるのは回避しませんと。なぜなら幻想郷の維持にファー・ジ・アースのイノセンスが必要なのですから」 八雲 紫は人を攫う。神隠しという形で人を攫い、攫った人を妖怪に襲わせる。紫自身も人を襲う。妖怪は人を襲うものなのだから。 「しかし……ただのウィザードでは役に立ちませんわ。ウィザードにとって弾幕は常識ではありませんから」 それだけではない。無数の弾幕を避けきれず、なす術もなく撃たれて終り。接近も出来ない。 紫は条件を次々と追加していく。 「それに、射撃や魔法では弾幕とみなされて月衣ではじかれる」 「白兵が望ましいと?」 「弾幕戦闘を行うため、飛行能力があることが望ましい」 「それは箒に乗せれば問題はありませんね」 「パーティ単位ではなく、一人である程度の能力が無ければいけない」 「個人の能力が高い人物……」 アンゼロットの頭脳はそれらの条件と合致するある人物を導き出した。 「……心当たりが一人。弾幕戦闘の訓練を施し、箒を与える必要がありますが、条件に合致する人物。能力が高く、功績も多く、それなりの有名人ですが」 「その人物とは?」 紫は聞いた。そしてアンゼロットは、その名を言う。 「彼の名は――」 ← Prev Next →?
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七月 水曜日・<やりたい> わ「仕方ないなあー。じゃあ帰りはあたしが」 男「 お 前 は も っ と ダ メ だ ! ! ! 」
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コッ・・・コッ・・・コッ・・・コッ・・・ 一定のリズムを刻み、謎の音が鳴り響く。 コッ・・・コッ・・・コッ・・・コッ・・・ 靴の音?いや、違う。キツツキ?ボケてる場合じゃない コッ・・・コッ・・・コッ・・・コッ・・・ 「ああ!もう!じれったいな!!!!」 音の正体は、時計だった。 「・・・なんだ?ここは・・・」 外ではない。建物の中だ。造りは洋風・・・いや、これは一昔前の建物だな・・・造りが古い・・・ …ん?こっ・・・この建物の造りは・・・!! シンデレラのお城の中と似てる!!! 一階に大きなエントランスがあり、そこに自分はいる。そこからまっすぐいくと、大きな扉があり、その扉を挟むように二階へと続く階段が二つ置かれている。 ここから見るに、この館は二階建てだ。 「わっはは~い!!!やったーーー!!!童謡の世界に来たぜ!!!!さーて、シンデレラでも捜すか!」 …あれ?でも、違う・・・ 確か・・・シンデレラのお城はもっとキレイで・・・てか、木じゃないし・・・ なにより・・・出口が・・・ ハッ!!! その時、俺は我に帰った。 この館には出口が無い。 これは、まずい。 監禁されているのだ。 きっとあの後・・・光のやつらに連れ去られそしてここに・・・ 銃は?銃はあるか!? …無い そりゃそうか・・・ …しかし、入ったと言う事は、どこかに出口があるはずだ。 まず目に入ったのは、目の前にある大きな扉。 ”ガチャ” 開けてみると、そこには大きなテーブルに、12個のイス。テーブルの上には、12個の銀の皿がキレイに置かれている。 「ここは・・・食堂か。違うな。」 食堂であろう部屋を後にした俺は、2階へ向かう事にした。 「だっ・・・誰だ!!」 俺としたことが、一瞬ビビッてしまった。 ここには、誰もいないものだと思っていたから。 「あ・・・俺は別に怪しいものじゃないぜ・・・?」 …ん?誰だ?なんでそんな質問をする? こいつ・・・光の連中じゃないのか? 「ん・・・?その声・・・執事か!?」 「へっ?」 振りかえる。 こに居たのは、㎡だった。
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魔法の設定 魔法は6種の属性に分けられる それぞれの属性の基礎を覚えて初めて職業スキルにある魔法が取れる Blood(赤)対象を破壊する魔法 sky(青)対象の行動や魔術を阻止や操作する魔法 tower(黄)物体に干渉する魔法 tree(緑)対象に何かを付け加える魔法 sun(白)対象を癒す魔法 night(黒)意思があるものの精神に攻撃を加える魔法 Bloodとsky towerとtree sunとnight は相反する属性なので同時に覚えることはできない
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ミラベルと魔法だらけの家 原題:Encanto 公開:2021年11月24日 時間:102分 監督:バイロン・ハワード、ジャレド・ブッシュ 目次 ミラベルと魔法だらけの家ストーリー 概要歴史 キャスト 用語集ロケーション 楽曲 ストーリー 魔法の谷エンカントにある魔法だらけの家カシータには、不思議な力「奇跡のギフト」を持つ大家族マドリガル家の面々が暮らしていた。マドリガル家の子供たちは5歳になると儀式で奇跡のギフトを授かるのだが、ミラベル・マドリガルだけはギフトを与えられなかった。 それから10年。ミラベルのいとこアントニオ・マドリガルの儀式の日が訪れる。家族たちは前回のミラベルのこともあり気掛かりだったが、アントニオは動物と話せるというギフトを手に入れた。儀式の成功を喜ぶミラベルだったが、どこか疎外感を覚えて一人ホールで佇んでいた。すると家の床や壁にヒビが入り始めた。ミラベルが皆を呼びに行って戻ると、家は元通りになっていた。何が起きているか分からないミラベルだったが、マドリガル家の魔法の力に危機が迫っていることを知り…。 概要 ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオ*製作の長編アニメーション映画第60作。 魔法の谷エンカントで意思を持つ不思議な家カシータに住み、不思議な力「魔法のギフト」を持つマドリガル家の中で唯一ギフトを与えられなかった少女ミラベル・マドリガルの冒険を描く。 『ズートピア』(2016年)のバイロン・ハワードが監督としてプロジェクトに着手していたが、ジャレッド・ブッシュ*の参加が決まり、同作のコンビが続投となった。同作のプロデューサー、クラーク・スペンサー*も参加している。 楽曲は『モアナと伝説の海』(2016年)を担当したリン=マニュエル・ミランダで、同作が公開された2016年11月にCCOのジョン・ラセターからオファーされた。リンは本作のために8曲の楽曲を書き下ろし、中にはスペイン語の楽曲も含まれている。スコア作曲は『リメンバー・ミー』(2017年)のジャーメイン・フランコ*。 同時上映は短編映画『ツリーから離れて』。 歴史 2020年6月、プロジェクトが正式発表され、『Encanto』というタイトルと舞台がブラジル*であることが報じられた。程なくして、ミランダから舞台がコロンビア*であるという発表がされた。 キャスト ミラベル・マドリガル ステファニー・ベアトリス 斎藤瑠希 ノエミ・ジョセフィーナ・フローレス(幼少期) 中村優月 アルマ・マドリガル マリア・セシリア・ボテロ(台詞)オルガ・メレディス(歌) 中尾ミエ ブルーノ・マドリガル ジョン・レグイザモ 中井和哉 イサベラ・マドリガル ダイアン・ゲレーロ 平野綾 ルイーサ・マドリガル ジェシカ・ダロウ ゆめっち フリエッタ・マドリガル アンジー・セペダ 冬馬由美 アグスティン・マドリガル ウィルマー・バルデラマ 関智一 ペパ・マドリガル カロリーナ・ガイタン 藤田朋子 フェリックス・マドリガル マウロ・カスティーリョ 勝矢 ドロレス・マドリガル アダーサ 大平あひる カミロ・マドリガル レンジー・フェリズ 畠中祐 アントニオ・マドリガル ラヴィ・キャボット=コニャーズ 木村新汰 ペドロ・マドリガル - - ピコ アラン・テュディック - チスピ - - パルセ - - マリアーノ・グズマン マルーマ 武内駿輔 マリアーノの母 ローズ・ポーティロ 宮沢きよこ オスバルド フアン・カスターノ 菊池康弘 オズマ サラ=ニコール・ロブレス 木村涼香 アルトゥーロ エクトル・エリアス 小林操 ティプレ奏者 ジョルジ・E・ルイス・カノ 相馬康一 町の子供 野地祐翔石内美羽鈴木聖月及川綾 吹替版:2021年11月26日公開。その他:堀総士郎、ケンコー、江頭宏哉、新井笙子、藤井雄太、縞典花、稲熊美緒、ナオト・インティライミ* コーラス:内田ゆう、大木理紗、久保田陽子、鈴木佐江子、安西康高、岡崎昌幸、風雅なおと、渕上祥人、中村茉稟、黒川明美、平賀晴 翻訳:いずみつかさ*、訳詞:高橋亜子*、演出:鍛治谷功* 用語集 ロケーション コロンビア* エンカント カシータ 楽曲 ふしぎなマドリガル家 奇跡を夢みて 増していくプレッシャー 秘密のブルーノ 本当のわたし 2匹のオルギータス(スペイン語歌) 奇跡はここに 愛するコロンビア(スペイン語歌) マリーポーサ ~羽ばたく未来へ~(日本語版エンド・ソング)
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第一話:希望の欠片 GM/八重草梢-こてっちゃん- 2003年6月16日~8月5日 参加者/葉原一季/椎名繭/大崎司/焔=T=R/ユイ=アイゼンシュテルン/ (氷堂真白/ファウナ/葉原千愛) NPC/守月隼人/早川葵/榊原准将/ヴィヴリオ(公式NPC)/ /マリア10-6(参加見送のため)/ 第二話:蒼き海原の上で GM/大崎司-上留光輝- 2003年8月11日~ 参加者/葉原一季/椎名繭/八重草梢/ユイ=アイゼンシュテルン/ /マリア10-6/ (氷堂真白/葉原千愛) NPC/泉沖鷹/牟礼征一/久田亨/磯角克美/宗河克総/ 第三話? :タイトル 第四話? :タイトル 第五話? :タイトル